無駄にお金を使って節税するくらいなら、税金を支払ってでもお金を残す方が経営のためになるというのは以前の記事でも書きました。
節税と呼べるかどうかは微妙なところですが、社員旅行という手段があります。
社員さんのモチベーションが上がる有意義な旅行となれば良いですが、お金を使いすぎるとただの無駄遣いになりかねません。
社員旅行にかかる費用を社員さんへの給与とみなされることなく、経費とするためには要件があります。
①旅行の期間が4泊5日以内であること
あまりに長期にわたる旅行はNGです。
海外旅行の場合は海外での滞在期間が4泊5日以内であることともされています。
②旅行に参加した人数が全体の50%以上であること
役員だけ、仲良しの数人のみで行く旅行はNGです。
また、自己の都合で旅行に参加しなかった人に金銭を支給する場合には、参加者と不参加者の全員にその不参加者に対して支給する金銭の額に相当する額の給与の支給があったものとされます。
毎月の給与から少しずつ旅行費用として積み立てをし、社員さん負担分を設けるのも有効でしょう。
せっかくの社員旅行ですので、経費として認められないということが無いよう、要件に注意しましょう。